妄想SSです~。お気をつけあそばせ!(何)
act.4 ken and tetsu
会議と会議のほんの一時の休憩時間。
煙草を吸って戻ってきたケンが、ソファに沈む見慣れたブラウンの頭を発見した。
「・・・あ」
顔を覗き込むと、思ったとおりの人物で。
「・・・うわー・・・相変わらずやなぁ」
周りを見ると、側のテーブルには沢山の書類。
右手にはペンが握られたままで居る。
多分、数分だけ眠るつもりなのだろう。
「…可愛くない寝顔」
寝顔が可愛いのは女だけなのだろうか。
彼は眉間に皺を寄せて、少々苦しそうにしている。
まるで夢の中までも、書類の山と戦っているような感じ。
彼の性格上、仕方ないといえば仕方ない…気がするが。
「それでも・・・なぁ」
せめて夢の中だけでも安らいでいて欲しいものだ。
「ぅおりゃ」
眉間の皺をぐりぐりとほぐしてみる。
「・・・・・・・・・ん」
「あ」
「ケンちゃん・・・?もー・・・起こさんといてや・・・」
寝惚け眼の彼が、非難するように軽く手を叩いた。
「もう休憩終わり?」
と彼が聞くので。
「いや。まだまだ。どうせ、携帯でタイマーかけてんのやろ?」
と言うと。
「もー・・・わかってるなら…」
言葉は最後まで紡がれず、彼はまた夢の中へ帰ってしまった。
実はケンの言葉は嘘で、本当はあともう少しで休憩は終了。
でも、スタッフとメンバーに掛け合って延長してもらうつもり。
彼の最近の働き振りを見てれば、誰も文句は言わないだろう。
携帯の電源もオフにして。自分が起こしに来ればいい。
「おやすみなさい。良い夢を」
扉を閉じる前に、チラリと顔が見えた。
テツは小さく微笑んで、夢の中に居た。
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一巡したー!!
あの…オフの友達は突っ込まないように(笑)
tetsu→hyde→yukihiro→ken→tetsuで一周。
当初からこの予定でした。
次のact.5で、15周年おめでとう記念SSは一応完結予定。
1~4までのSSはちょっと制約を付けて書いていまして。
主人公(視点を持つ人)以外の名前は最後に一回だけ。後は三人称で呼ぶ。
…と。制約を付けてました。
あと、できるだけ第三者視点は避けたかったのですが、3と4は崩れてますね(笑)
ちょっと失敗。
もうひとつ、制約がありますが、それは完結後に。
・・・別に、たいした制約ではないですが(笑)
さて、15周年おめでとう記念SSは後一つで終了です。多分(′艸`●)
もう少し、お付き合いくださいませ。
例によって例の如く、妄想SSです。
苦手な方はスルーの方向で!
act.3 yukihiro and ken
「~~♪」
彼特有の高めのかわいらしい声。
声、と言うか鼻歌。
「~~~♪」
フンフンと歌が流れる。
ユキヒロは暇つぶしに弄っていたヘッドフォンをテーブルに置いた。
「なつかしい曲、歌ってるね」
ふつりと歌が途切れて、その代わりに満面の笑みが現れた。
「やろ?懐かしい??」
「うん。すごく」
そう返すと再び歌が流れ始めた。
「~~♪」
彼は今にも浮き上がりそうなくらい機嫌が良い。
彼が持つこの雰囲気は伝染するのだろうか。
ユキヒロも、自然と笑みが零れる。
「~~♪」
鼻歌は、遠くに投げられる様に終わりに向かって駆けていく。
「♪」
トン、と柔らかいスタッカートを置いて、彼の歌は終わった。
ぱちぱちと拍手をすると、彼はペコリとお辞儀をした。
「ご清聴、ありがとうございましたぁ」
ゆっくりと顔を上げて、ふにゃりと笑った。
視線がかち合って一緒に笑う。
ひとしきり笑い終えた後、ユキヒロは尋ねた。
「ごきげんだね、何かあったの?」
彼は一瞬だけ真顔になって、楽しそうに眼を細めた。
「知りたい?」
「んー…おしえてくれるなら」
そう云うと、彼は唇に手を当てて考え始めた。
そうして、何度か小さく唸った後こう云ったのだ。
「ユッキーには内緒vv」
ご丁寧にハートマーク付で。
「ちぇー」
悔しくもなさそうにユキヒロが云うと。
ケンは子供の悪戯が成功したときのように、無邪気に笑った。
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kenちゃんは「無邪気に」ってより「屈託無く」って感じ(笑)
同じタイプの文章を書き続けるのは根気が要るかも。
ボキャブラリーの少なさにへこむ…!
まだまだ続きます(笑)
お付き合いくださいな~。
妄想SS(笑)第二段です。
苦手な方はそのままスルーしてください!
act.2 yukihiro and hyde
事務所の一室のドアの隙間。
彼がチラリと見えた気がした。
「?」
視界の隅に映った彼を確認する為に、来た道を逆戻り。
もう一度覗いたら、彼だったから。
トントンとドアを軽くノックして、気付いてもらった。
「あ。はいどくんだ」
ふへ、と柔らかく笑って書類から顔を上げる。
「久しぶり~」
再会挨拶をしながらのドアを大きく開けて中に入る。
「ひさしぶり」
「またライブするんやって?頑張るなぁ。秋にラルクあるのに」
「それはおたがいさまでしょ?」
彼は、笑いながらもう一度書類に目を落とした。
あいた右手でゴソゴソと煙草を取り出しているのがわかった。
銜えた瞬間を見計らってライターをカチリ。
「ん。ありがと」
笑う彼は云いながら、もう一言追加した。
「なんか、ホストみたい」
そう云われて、目論見どおりだったhydeはニッと唇を吊り上げた。
「やろ?…見た?カフェの写真」
「あぁ。あれね。てつくんからきいたよ」
彼は、なるほどと言う様に頷いた。
ホストみたいと云われるカフェ内の写真。
ハイドも実物を見たことはないが、話には聞いた。
「俺も。見てみたいんよねぇ」
のほんとした空気の中、hydeは無意識にポケットの中の煙草を銜えていた。
「はい」
すかさず伸びてきた手。
握られているのは、勿論ライター。
「おれもはいどくんのまね。ホストみたいでしょ?」
そう云って、ユキヒロはハイドがした時と同じ様に、ニッと笑った。
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例のSS第二段。だだだだん(意味不明)
書かないと鈍るんだろうね。言葉が出てこない…。
こんな感じで書いていきます。
yukihiroさんは絶対平仮名喋りだと思う。
お暇で、こういうのが平気な方はお付き合いくださいませ~。
注)あげはの勝手な想像SSです。
こういうのが嫌いな方は読まないほうがえぇですよ!
act.1 hyde and tetsu
風を見るのだ、彼の歌声に
「何聴いてんの?」
雑誌に飽きたらしい彼の声が、耳元の音楽を制して聞こえた。
「ん~…聴く?」
ヘッドフォンをはずし、テーブルを挟んだ反対側の彼の耳へ。
「うわ、懐かし…」
思わず溜息を漏らす彼に、ほくそえむ。
彼の耳には、自身と同じ声が聞こえているだろう。
「なに、てっちゃん。これも15周年記念の一環?」
クスクスと笑う彼。
「そーそー。懐かしいやろ?どう?自分の昔の声は」
「んー、懐かしい…つーか、若かったなぁ、俺ら」
くすぐったい様に彼は笑う。
小さな照れも入っているのだろう。
「今じゃ、こんな音は作れへんもんな」
俺も笑う。
目が合って、更に笑みは深くなる。
クスクス。クスクス。
長いような、短いような。
15年。
リーダーの立場上、怒鳴った事もあったし苦労したことも沢山あった。
これからもあるだろう。
けれど。
このメンバーで音楽をやれたらいいなと思う。
「なぁなぁ、てっちゃん」
大切な歌うたいが笑って云う。
「このメンバーでずっと音楽やれたらいいなぁ」
『以心伝心』
突然大笑いを始めた俺に、ハイドはきょとんと首を傾げた。
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15周年おめでとう。
暫く書いてなかったから、書き方がようわからん…(汗)
act.1とか書いてみたけど、続くかどうかは不明。